船堀・新小岩(江戸川区)の歯医者、中山歯科医院

乳歯の正しい抜き方とは?ぐらぐらしている場合の対処法を解説

      2025/04/20

江戸川区•船堀の歯医者、中山歯科医院で乳歯の抜き方についての解説

こんにちは、船堀の歯医者、中山歯科医院です。

乳歯は、後に生えてくる永久歯のガイドとしての役割を担っています。
そのため、乳歯がぐらぐらしてきた際の対処法や正しい抜き方を知っておくことは重要です。
誤った方法で乳歯を抜いてしまうと、トラブルを招くこともあります。
そこで今回は「ぐらぐらしているのに抜けない乳歯がある」「乳歯の正しい抜き方がわからない」といった場合の対処法について解説します。

 

乳歯の生え変わりの時期

江戸川区•船堀の歯医者、中山歯科医院で乳歯の抜き方についての解説

2歳半から3歳くらいまでの時期に乳歯はすべて生え揃い、5歳半から6歳ごろになると乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
永久歯への生え変わりは一般的に下の前歯から始まり、続けて下の前歯4本と上の前歯4本が5歳半から8歳くらいまでの間に抜けて生え替わります。
また、それと同時期に、一番奥の乳歯の後ろから「第一大臼歯」、いわゆる「6歳臼歯」が生えてきます。

さらに、9歳ごろには前歯と奥歯の間にある糸切り歯(犬歯)という歯が生えかわりはじめ、最終的には12歳から14歳ごろに「12歳臼歯(第二大臼歯)」を含む上下28本の永久歯が生え揃います。
また、人によっては「親知らず(第三大臼歯)」が生えてくることもあります。
乳歯の生え変わりはこのような流れで進んで行きますが、個人差もあるため、多少のスピードの違いなどに関しては焦らずに見守ることも大切です。

 

ぐらぐらしている乳歯を無理やり抜くのはNG

江戸川区•船堀の歯医者、中山歯科医院で乳歯の抜き方についての解説

子どもの乳歯がぐらぐらしていると、親としては早く抜いてあげたいと思うかもしれません。
しかし、無理やりに乳歯を抜いてしまうと、歯根が歯ぐきの中で折れてしまったり、歯ぐきを傷つけてしまったりする恐れがあり、歯根が歯ぐき内に残ってしまった場合は歯科医院での抜去が必要になります。
これはお子さんにとって大きな負担となる可能性があるため、ぐらぐらしている歯があるとしても慎重に対処するようにしましょう。

自然に抜けるのを待つのが何よりですが、気になる場合などはお子さんに「無理やり動かしたりせず、舌や指などを使って少しずつ揺らしてね」と促すようにしてください。
優しく揺らすことで、抜けるべきタイミングで自然に抜け落ちやすくなります。

 

乳歯の抜き方

優しく揺らす

乳歯の動揺が大きくなってきた場合は、舌や指などで優しく乳歯を触り、自然に抜け落ちるよう促しましょう。
重要なのは、力任せに押したり引っ張ったりしないようにすることです。
無理やり抜こうとすると、歯ぐきを傷つけたり、歯根が途中で折れたりするリスクがあります。

 

ばい菌が入らないように注意する

乳歯が抜けた後は、抜けた箇所から細菌が入らないようにすることが大切です。抜けそうな乳歯がある場合には、必要以上に触らないようにしましょう。
また、お子さんに抜けた後の傷口に触れないように説明しておくことも大切です。

 

出血がある場合は止血する

乳歯を抜いた後に少量の出血が起こることはありますが、基本的には心配する必要はありません。
もし出血が見られた場合には、清潔なガーゼでしっかり止血しましょう。歯が抜けた部分にガーゼを当てて軽くかんでいれば、10~15分程度で血は自然に止まります。
もし、出血が続く場合や、お子さんが痛みを訴える場合は、迅速に歯科医院を受診しましょう。

 

歯科医院で抜いたほうがいいケース

ぐらぐらしているのになかなか抜けない

乳歯がぐらぐらしているものの抜けない場合、無理に引っ張るのは避けるべきですが、「抜けそうで抜けない乳歯」を長期間放置するのも良くありません。
乳歯が残り続けると、そのあとから生えてくるはずの永久歯が異なる方向から生えてきてしまい、これが原因で歯並びが崩れる可能性があります。
また、虫歯になった乳歯や、過去に虫歯になったことのある乳歯は、乳歯の根の一部が残ってしまったり、自然に抜けなかったりするリスクが高くなります。
このような場合には、歯科医院で診てもらうようにしましょう。

 

永久歯がまっすぐ生えてきていない

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生え始めた永久歯が歯ぐきの内側や外側から出てきて、正常な位置に生えていないと感じた場合は、歯科医院で相談するようにしてください。
このような状況を放置すると、永久歯が正しい位置に生えることができず、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。

 

乳歯が虫歯になっている

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乳歯に痛みがある場合や虫歯になっている場合には、「そのうち抜けるから」と放置するのではなく、歯科医院で治療を受けるようにしましょう。
乳歯の虫歯をそのままにしておくと、その下から生えてくる永久歯にまで影響が及ぶリスクがあります。
お子さんの今後の健康に影響が出る可能性があるため、虫歯が見つかったら早いうちに処置を受けることが大切です。

 

時期を過ぎても抜ける気配のない乳歯がある

永久歯は左右対称にほぼ同じタイミングで生えてきます。そのため、左右片方の乳歯が抜けたにもかかわらず、反対側の乳歯がしばらく経っても抜けない場合には、歯科医院でチェックを受けるようにしましょう。
永久歯が生えてこない、または乳歯に抜ける気配がない場合には、永久歯の先天性欠如の可能性も疑われます。
早いうちに歯科医師の診断を受け対策をとることで、将来の歯並びへの影響を抑えることができます。

 

乳歯の損傷や歯ぐきの腫れがある

乳歯が欠けている、折れている、割れているといった場合には、乳歯が抜ける際に一部が残ってしまう恐れがあります。
また、乳歯の根元に膿が溜まり、歯ぐきが腫れるケースもあります。このような状態になると、根の治療を行っても膿を完全に排出できなかったり、体調の悪化が引き金となって頬まで大きく腫れたりすることもあり、状態によっては抜歯が必要な場合もあるため、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

まとめ

江戸川区•船堀の歯医者、中山歯科医院で乳歯の抜き方についての解説

乳歯は、無理やり抜くのではなく、自然に抜け落ちるのを待つことが大切です。また、乳歯の生え変わりの期間は歯の根元に隙間ができたり、乳歯と永久歯が混在したりすることで、磨き残しが多くなる傾向にあります。
乳歯は虫歯の進行が速いという特徴を持っており、乳歯が虫歯になると次に生えてくる永久歯にも影響を与えるため、日々のデンタルケアにも努めるようにしましょう。

 



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